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【レクチャーレポート】03

イブニングセミナー-2022年度-ポスター深尾精一.jpg

R03:大場玲旺
 今回の講演会では日本の木造住宅の特質について建築要素ひとつひとつを歴史を振り返りながら、深尾先生の見解を交えてお話を聞かせていただきました。
 その中でも瓦葺きについて興味を持ちました。私はシングル葺きから菱葺きや鱗葺きなどの形が現れたのは、雨水を流せるならば、材料を節約できる形を採用したのではないか?という先生の考えにとても納得したと同時に、昔の人達の工夫が詰まった日本の木造住宅についてもっと知りたいと思いました。
 また、茶室のにじり口が小さい理由は武士のような身分の高い人も刀を外して平等にということが通説とされていますが、先生は異国の文化がもたらされた安土桃山時代に作られた茶室は日本的空間と言えるのだろうかと感じ、建築物そのものは持ち運べないことから南蛮船の客室の入口に注目し、利休はそこから発想を得たのではないか?という推測をされ、着眼点の鋭さに驚きました。
 私も先生のように物事に対して鵜呑みにせず疑ってみることで、新しい発見を得られるようになりたいと思いました。

東京電機大学 地域・建築デザイン研究室|菅原大輔研究室

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